☆矢沢永吉☆FLASH IN JAPAN

01.SOMETHING REAL

02.TAKE IT TIME

03.FLASH IN JAPAN

04.ISLAND HOTEL

05.SECRET LOVE

06.TOKYO NIGHTS

07.LONG NIGHT(SAMAYOI)

08.YOKO

09.UMBRELLA

10.HURRICANE


◆プロデュース◆

ジェイムズ・ニュートン・ハワード(01.03)

アンドリュー・ゴールド 矢沢永吉


◆作詞・作曲◆

01.リチャード・ペイジ スティーヴ・ジョージ ジョン・ラング

03.マイケル・ラーン


◆作詞◆

ちあき哲也 02.07.08.09

山川啓介 04

アンドリュー・ゴールド&デビー・パート 05

ジョン・ベティス 06

アンドリュー・ゴールド 10


◆作曲◆

矢沢永吉 02.04~10


ワーナーへの置き土産となった、ある意味、問題作とも言える微妙なアルバム

全米デビューを餌に矢沢永吉とのレコード契約を結んだワーナーパイオニアだったが、実際は殆ど詐欺とも言える、その契約内容に気付いた永ちゃんが「もう辞める」と激怒。

「最後のチャンスを下さい!」と泣き付かれた事で、アメリカの大手レコード会社、ワーナー・ブラザースよりリリースされた本作は、当初、永ちゃんの「アメリカだけでのセールス結果を見たかった」という意向により、日本では長らく未発表であったが、1999年に東芝EMIからCD化。

で、その内容は、楽曲提供された英語詞による新曲2曲と、それ以外は既出アルバム(特に前作の東京ナイト)に収録されている曲ばかりで、内、数曲は英語詞に置き換えられているという違いは有れど、既存のファンから見たらニュー・アルバムと呼ぶには、ちょっと無理が有る代物となっている。

確かに、アメリカのマーケットを照準にしているのだから既出曲を収録しても問題は無いかもしれないが、ならば何故、敢えて日本語詞の曲を入れたのか?という疑問も残る。

結局、これを最後に永ちゃんはワーナーを去り、有る意味、念願でもあった東芝EMIと契約に至るのだが、因みに、ワーナーとの契約が、どんな物だったのか、その後の東芝EMIと、どんなやり取りが交わされたのかは【アー・ユー・ハッピー?】に詳しく書かれているので、読んでない、知らないという人には一読をオススメする。


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