01.涙が…涙が
02.But No
03.もう戻れない
04.闇の中のハリケーン
05.東京
06.心花(ときめき)よ
07.Rumbling Rose
08.黄昏に捨てて
09.ハートエイクシティ
10.魅惑のメイク
11.この海に
◆作曲◆
矢沢永吉
◆作詞◆
大津あきら 01、04、06、08、09、11
ちあき哲也 02、07、10
松井五郎 03、05、
◆プロデュース◆
アンドリュー・ゴールド ジョージ・マクファーレン 矢沢永吉
◆参加ミュージシャン◆
〇ロンドン・プロジェクト〇 01、03、04,09,11
◇ジョージ・マクファーレン:キーボード プログラミング
アレンジ
◇ジム・ウィリアムス:ギター アレンジ
◇ジミー・コープリー:ドラムス
◇ジェフ・ダグモア:ドラムス
◇ジャズ・ロクリー:ベース
◇ジョン・マクローリン:ギター
〇L.A.プロジェクト〇 02、05、06、07,08、10
◇アンドリュー・ゴールド:キーボード ギター パーカッション
バックグランド・ヴォーカル プログラミング
◇リー・スカラー:ベース
◇ジョン・ロビンソン:ドラムス
◇ダニエル・ヒギンス:サックス
◇マイケル・トンプソン:ギター
YAZAWA Style的AORの幕開け
恒例化したとも言える2元レコーディングだが、先ず、ロンドン・プロジェクトのメンバーの一人にジェフ・ダグモアの名前が有る事に注目してしまう人は多いのではなかろうか。
ジェフに関しては、最早、YAZAWAファンなら説明不要だと思うので省略させて貰うとして、他に、サウンドに拘るリスナーが一番、気になってしまうのは、やはり、リー・スカラーこと、リーランド・スカラーが参加している点であろう。
ジェームス・テイラーやフィル・コリンズに近年のTOTO、日本でもユーミンが好きな方には御馴染みの人物だと思うが、この人がジャズ・ロクリーと共に素晴らしいベース・ラインを奏でている所に是非、耳を傾けて頂きたい。
それでアルバム全般に関して言えば、前作がRock’n’Rollに拘った音作りを展開していたのに対して、かなりAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)テイストが強くなっている様に思える。
また、06や08の様な、当時の流行でもあった(厳密にはピークをとっくに過ぎていたが)アンプラグドを意識した楽曲を2曲も収録してきた辺りにもソフト路線に移行している印象を受ける所以であろう。
かといって02や10の様なロック・テイストの曲も健在で、ある意味では矢沢永吉、入門編に適したアルバムと言える1枚なのではないだろうか?
それから、先の参加ミュージシャンの項では省略したのだが、L.A.プロジェクトではバック・コーラスの一人にフィル・コリンズとのデュエットでも有名なマリリン・マーティンが参加している事を最後に記しておきたいと思う。
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