
01.the NAME IS…
02.抱いちまったら
03.紅い爪
04.SEA BREEZE
05.アリよさらば
06.Midnight Jungle
07.センチメンタル・コースト
08.いつの日か
09.ミス・ロンリー・ハート
◆作曲◆
矢沢永吉
◆作詞◆
大津あきら 01
秋元康 02,05,08
松井五郎 03
ちあき哲也 04,07
高橋研 06,09
◆プロデュース◆
アンドリュー・ゴールド クラウド・ガウデット(04,06,09) 矢沢永吉
◆参加ミュージシャン◆
〇01,02,03,05,07,08〇
◇アンドリュー・ゴールド:ギター キーボード パーカッション プログラミング
◇マイケル・ランドウ:ギター
◇ニール・スチューベンハウス:ベース
◇ジョン・ロビンソン:ドラムス
◇デイヴィッド・ウッドフォード:サックス
〇04,06,09〇
◇クラウド・ガウデット:キーボード ハモンドB-3
◇マイケル・トンプソン:ギター
◇ポール・ジャクソンJr:ギター
◇マット・ビソネット:ベース
◇ニール・スチューベンハウス:ベース
◇グレッグ・ビソネット:ドラムス
◇カート・ビスケラ:ドラムス
◇ラファエル・パディーラ:パーカッション
◇スコット・フランクフルト:アディショナル・シンセ プログラミング
よりAOR色を強く打ち出した大人のロック・アルバム
L.Aのみでレコーディングされた本作は【共犯者】以降から培われてきたメトロセクシャルな音楽性に留まらず、ワーナー時代を思い出させるも、決して懐古趣味に陥らない、当時とは、また一味違うアダルトリゾートな世界観も味わう事が出来る魅惑的なアルバムに仕上げられている。
ただ、永ちゃん自身の初主演ドラマのタイアップ曲である05、08の2曲が全体から少々、異質な雰囲気を漂わせている感じがするのは気のせいだろうか。
また、その主演ドラマの関係で、今回、作詞家陣の中に、あの秋元康氏が名を連ねている事実には、やはり意外性を感じずにはいられないであろう。

それは兎も角、本アルバムではキー設定が高い楽曲が多く、その為、永ちゃんの高音シャウトが歴代アルバムの中でも、より多く聴ける作品かもしれない。
そしてサウンド面では永ちゃんの盟友、アンドリュー・ゴールド、マイケル・ランドウ等に加え、今回、共同プロデューサーとしても名を連ねているクラウド・ガウデットが、揃って見事な存在感を発揮しており

他にもニール・スチューベンハウスがジャズ・ロクリーやリー・スカラーに匹敵する程に素晴らしいベース・ラインを聴かせてくれている。

更に、部分的ではあるが、80年代のロック・ファンには馴染み深い、グレッグとマットのビソネット兄弟がリズム隊として参加している点にも注目してしまうのは自分だけでは無いだろう。


因みにアルバム・ジャケットに写っている女性は、当時まだ無名であった、江角マキコである。



- ファンのマストアイテム度 4
- 一般的オススメ度 4
- 個人的評価 5

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